志半ばで寿命や鬼達に倒されたものたちの死に際のセリフです。
あたしの人生
何か足りなかったんだよね
ちェ!結局わからずじまいか・・・
さつき(4ヶ月) 一〇一八年四月
俺の死を悲しむ暇があるなら
1歩でも前へ行け
決して振り向くな
子供たちよ・・・
俺の屍をこえてゆけ
初代当主 一〇一九年二月
あたし、朱点童子を呪って死ぬからサ
奴との決戦で、会心の一撃が出たら、
あたしのこと、思い出してね・・・
二代目当主 彩音(1才8ヶ月) 一〇二〇年三月
ただ漫然と 長生きするだけで
見えてくるモノも あるんだとさ
はッ、笑わせるねェ・・・
ヒナタ(1才7ヶ月) 一〇二〇年四月
来年も 八坂さんの桜は
きっときれいに咲くんだろうね
三代目当主 美鈴(9ヶ月) 一〇二〇年五月
あ〜ぁ、あんまり寝てると
かえって 疲れちまうんだよね・・・
三代目当主 君江(1才10ヶ月) 一〇二一年一月
生きるってことは戦うと同じ意味だ
だから、生れ落ちたが最後
やるしかないのサ
四代目当主 攻(1才10ヶ月) 一〇二一年七月
大丈夫
化けてでたりしやしないってば・・・
たぶんネ・・・
五代目当主 詩織(1才7ヶ月) 一〇二一年一二月
生き急げ
一気に 駆け抜けろ
俺たちには 時間がない
拓三(2ヶ月) 一〇二二年三月
己と戦えなくなったら
さっさと消えるだけよ
万丈(1才8ヶ月) 一〇二二年四月
お手間をかけてすみません
もうちょっとでゆきますから・・・
六代目当主 沙織(1才8ヶ月) 一〇二二年六月
さようなら・・・
すみれ(1才8ヶ月) 一〇二二年九月
病気がよくなったら
またがんばりますから
今は 眠らせてください・・・
千歳(1才7ヶ月) 一〇二二年一二月
こんなあたしに バチが
当たらないのは 神様なんて
本当はいないって 証拠かもね・・・
じゃなきゃ、朱点のほうが
きっと神様なのよ
七代目当主 恵那(1才8ヶ月) 一〇二四年二月
近頃、時がたつのが
やけに遅いなあって、思ってたンだ
やっぱりねェ、こういうわけかい・・・
菜々(1才7ヶ月) 一〇二四年三月
お世話になりました。
お先に失礼いたします。
走馬(1才7ヶ月) 一〇二四年四月
誰だったかの葬式ンときに
赤ン坊の泣き声を聞いてサ
ホッとしたっけな・・・
貴也(1才7ヶ月) 一〇二四年九月
どうしたんだ みんな?
葬式みたいな 顔してよォ
まるで 俺が死ぬみたいじゃねぇか・・・
力也(6ヶ月) 一〇二五年一月
欲するままに 高みを目指し
力尽きるまで駆け登れ
俺たちには それしか道はない
波平(1才9ヶ月) 一〇二五年二月
私は みんなの役に立ってたかい?
私に 意味はあったかい・・・?
八代目当主 蛍(1才8ヶ月) 一〇二五年七月
腹が減ったなぁ・・・
今、腹の虫が泣いたら
さぞ 格好わるいだろうなあ
泰樹(2ヶ月) 一〇二六年一月
人生なんて お天気と同じさ
悪態ついて 止む雨はないし
お世辞で 差す光なんてないんだよ
ハヤト(1才8ヶ月) 一〇二六年二月
あんたたちみたいな グズが
何人かかっても
朱点は 倒せやしないねェ
悔しかったら やってみナ
九代目当主 若草(1才10ヶ月) 一〇二六年一〇月
歩けるうちは 1歩でも前へ
倒れるときは 前のめりでね・・・
最後まで 未練たらしく
悪あがきしなきゃ
生まれてきた かいがないよ
るる(1才8ヶ月) 一〇二六年一〇月
生まれるは 死ぬことの始まり
死ぬは 生まれることの始まり
そういうわけだ がっかりするな
森魚(1才7ヶ月) 一〇二六年一一月
死んだら 月へ行きたいな
そうすりゃ、いつだって
おまえたちのこと 見守ってやれる
一〇代目当主 つばさ(1才7ヶ月) 一〇二七年九月
眠いなあ・・・
ちょっとだけ 眠らせてもらうよ・・・
赤丸(1才2ヶ月) 一〇二七年一〇月
俺のために泣くな
朱点を倒したときのため
涙はためておけ
大地(1才9ヶ月) 一〇二八年五月
へぇ〜、そうか・・・
”死”って
意外と柔らかかったんだね。
桂(1才8ヶ月) 一〇二八年七月
しまった
一生のお願いってのを
とうとう使う暇がなかったナ
一一代目当主 勘助(1才10ヶ月) 一〇二九年一月
誰でも ひとりで生まれて、
ひとりで死んでゆく・・・
で、死ぬまで 生き続ける・・・
翔馬(1才7ヶ月) 一〇二九年六月
笑うなよ・・・
俺、今度はヒバリに
生まれ変わろうと 思うんだ
杉丸(1才8ヶ月) 一〇二九年一二月
ちッ・・・ そういえば
そろそろ 釣りの季節じゃねェか・・・
伝助(1才8ヶ月) 一〇三〇年三月
今日のではなく
明日のオマンマのために 生きる、
そのくらいが ちょうどいいのサ
一二代目当主 力斗(1才6ヶ月) 一〇三〇年五月
死は何人にも 平等に訪れる・・・?
誰がほざいたか 知らないけどサ
けったくそ悪い 冗談だねェ
一三代目当主 鳩子(1才10ヶ月) 一〇三一年二月
さようなら、
楽しかったよ
静流(1才10ヶ月) 一〇三一年七月
今度 生まれてくるときも
今日みたいに 天気のいい日がいいな
みちる(1才8ヶ月) 一〇三一年一〇月
私、みんなの手前
ずっと強い人間の フリしてたけど
もう疲れた・・・
美園(1才10ヶ月) 一〇三二年五月
みんなで集まって 何やってたんだい?
出陣の準備は出来たのかい?
ほら、早く・・・
一四代目当主 麦子(1才10ヶ月) 一〇三二年一一月
もう少ししたら
私の意識は なくなるけど
あなたたちは しっかりしてなさいよ
あおい(1才10ヶ月) 一〇三三年一月
武運長久を祈る!
おさらば!
要(1才7ヶ月) 一〇三三年一月
生まれ変わってやる・・・
朱点の首をかくまでは
私、何度でも生まれ変わってやる。
一五代目当主 茜(1才7ヶ月) 一〇三三年一〇月
個性的な家族ばかりで
結構 楽しかったわよ
ありがと、みんな・・・
真奈美(1才10ヶ月) 一〇三三年一〇月
男なら できそうもない野望を
とりあえず 口に出しちまえ
死体に後ろ指を さされて
笑われるくらいの
とんでもなく でかい夢をよ
長介(1才9ヶ月) 一〇三四年五月
何もない 平穏無事な 人生を
100年生きるよりも
ずっと楽しかったと思いたい
万蔵(1才8ヶ月) 一〇三四年九月
あのよォ、こんど俺が
生まれてくるまでによォ・・・
芸子の数が あと10人ばかし
増えてると うれしいなあ・・・
まッ、少なくとも8人ぐらいは・・・
左京(1才5ヶ月) 一〇三四年九月
近ごろみんなに
「人間が丸くなってきた」って
言われてたから・・・
ヤバイなって 思ってたんだ
一六代目当主 国友(1才10ヶ月) 一〇三五年四月
今日は日が暮れるのが 早いなあ・・・
もう真っ暗だ・・・
心太(1才6ヶ月) 一〇三五年八月
短い間だったけど ありがとう
あなたたちに会えて
本当によかった
かえで(1才7ヶ月) 一〇三六年一月
男も女も強く生きなきゃな・・・
十七代目当主 花道(1才3ヶ月) 一〇三六年二月
うん、俺にしては上出来だった
満足だ、ありがとう・・・
壱丸(1才7ヶ月) 一〇三六年一〇月
できるなら またこの家に
生まれてくることを 許してほしい
吹雪(1才9ヶ月) 一〇三七年四月
布団の上で 死ねるとは
思ってなかったナ
なんだか 申し訳ないわネ
のどか(1才7ヶ月) 一〇三七年四月
あたしの手を しっかり握ってて
体がどこかに 飛んでいきそうなの
一八代目当主 ぼたん(1才8ヶ月) 一〇三七年一〇月
”向こう傷”は男の勲章
それを後ろから
そっと奪うのが 女の勲章だよ
しの(1才8ヶ月) 一〇三八年一月
人は何かをやるために 生まれてくる
それが何なのか 気づくかどうかで
人生の値打ちは 変わると思うんだ
うちは それを探す手間が省けて
へへ 面倒がなかったナ・・・
一〇三八年四月 大門(1才7ヶ月)
もしも 私が死んで
鬼に変じるようなら 迷わず斬ってね
お願いよ。
あんず(1才8ヶ月) 一〇三八年一〇月
そうか・・・ イツ花・・・
おまえだったのか・・・
最後までありがとよ
一九代目当主 ワタル(1才6ヶ月) 一〇三九年一月
三三七拍子で 送ってちょうだい
じゃ、いくよ
つくし(1才9ヶ月) 一〇三九年二月
朱点童子か己か
どちらかの息の根が 止まるまでは
決して休むな
十座(1才7ヶ月) 一〇三九年八月
後を詫せる者が いれば
死も絶望とは ほど遠いもんだわね
一〇四〇年二月 梅(1才8ヶ月)
もうすぐ逝くから
あと少しだけ そばにいてくれる
二十代目当主 よしの(1才6ヶ月) 一〇四〇年五月
まじめに やってれば
きっとそのうち いいコトあるよ
みなみ(1才7ヶ月) 一〇四〇年一〇月
今朝は なんだか冷えるね
私が往くまで 抱いておいてくれよ
きさら(1才7ヶ月) 一〇四〇年一〇月
ちゃんときれいに 化粧させてよね
チョイと 閻魔のダンナを
たぶらかす つもりなんだからサ
二一代目当主 桜子(1才7ヶ月) 一〇四一年一月
あんたたちと 一緒なら
あたし何度でも・・・ 戦えるよ・・・
ねね(1才8ヶ月) 一〇四一年八月
真っ暗だ・・・
私はもう 明日が見えない
あんたたちが 代わりに見とくれよ・・・
スミレ(1才7ヶ月) 一〇四一年一〇月
じゃ、先にいくけど
できるだけゆっくり おいで
二二代目当主 あやめ(1才7ヶ月) 一〇四二年三月
私の使ってた物を 一緒に墓に
埋めるなんて もったいないコト
絶対にしないでちょうだいよ・・・
なずな(1才7ヶ月) 一〇四二年六月
自分を信じよ
自分の血を 力を変えよ
そうすれば おまえたちは勝てる
嵐(1才7ヶ月) 一〇四二年九月